• ホーム
  • アーユルヴェーダには宝石療法という方法がある!その特徴とは?

アーユルヴェーダには宝石療法という方法がある!その特徴とは?

2020年05月13日

インドの伝統医療であり、5000年の歴史を持つアーユルヴェーダでは、古く霊的な治療が行われていました。これは人間が持つ回復力を引き出すために行われており、セラピストは支援に徹底するとしたもので、現代の心理カウンセリングにも似た形がとられる治療です。また、古い時代には占星術を用いた診断が行われ、病気の原因が何らかの行いの因果であるととらえて善行を促すことや、惑星のパワーが病気に悪い影響をもたらしているとの考えから、惑星の力と結びつけられた宝石を用いた治療が行われていました。現在では、こうした霊的な治療はあまり行われていませんが、伝統的なアーユルヴェーダの中でも特徴的な治療法として、今も広く伝わっています。

宝石や鉱物が薬に利用された歴史はアーユルヴェーダの他にもあり、医学が発展する以前にはペルシャやアラビアの聖職者がエメラルドを万能の薬と考えていたとされます。また、今では有害な物と認知されている水銀も、不思議な性質から不老不死の妙薬と考えられ、実際に服用された歴史を持ちます。同じように古い歴史を持つアーユルヴェーダの宝石療法では、宝石の粉や宝石を灰にしたものが用いられます。用いられる宝石には、真珠やサンゴといった海洋性の動物に由来するものもあれば、ルビーやダイアモンドなど鉱物も含まれます。また、サンゴやエメラルド、サファイアといった宝石はローズウォーターと組み合わせて使用するとも伝えられていますが、宝石自体の薬効には現代的な根拠があるとはいえません。しかし、併用されたローズウォーターは現在、医療分野でその有用性の研究が進められており、古くから効能が示唆されていたことがうかがえます。

現在ではアーユルヴェーダにおける霊的な治療の衰退とともに、宝石療法もあまり行われなくなりましたが、インドでは伝統的なインド占星術を基にした開運術として、身に着ける人に合わせた宝石の選定や調整が今も広く親しまれています。加えて宝石は直接肌に触れさせることがよいとされており、指輪の形で身に着けることが多いです。インド占星術とそれに基づく宝石の使用は日本において一般的なことではありませんが、開運術や超自然的な事柄の一つとして紹介されています。また、インド占星術における宝石はパワーストーンで代用できるとする説もあるので、アーユルヴェーダを通して宝石療法に興味を持ったなら、パワーストーンの効果にも注目してはいかがでしょうか。